賭け事であるが故の特長と留意点
オンラインカジノと他のギャンブルの違い
オンラインカジノは、一般的なギャンブルと比較しても、非常にペイアウト率が高くなっています。
そのペイアウト率は驚異的な97%以上という数字を保っています。
ペイアウト率というのは、運営側が、プレイヤーに対して支払う勝ち金の割合を示したものです。
つまり、ペイアウト率が高いということは、それだけプレイヤー側が有利であるということになります。
たとえば、多くの人が親しんでいるパチンコについては80%程度のペイアウト率ですし、競馬や75%程度になります。
宝くじに至っては、50%程度ですので、オンラインカジノのペイアウト率が高いのは一目瞭然です。
宝くじに関しては、半分が事業者の儲けになりますので、購入者が勝つことが出来るのは稀だと考えておくと良いでしょう。
オンラインカジノのペイアウト率が高い理由
オンラインカジノのペイアウト率が高い理由にはいくつかの理由があります。
その理由として、オンラインカジノはインターネットで出来るギャンブルということから、テナント料や設備費用、人件費などの諸々の費用がかかりません。
よって、他のギャンブルと比較しても少ない経費で運営することが出来ます。
オンラインカジノは、こういった経費を抑えることができた分をプレイヤーへと還元することが出来ます。
ペイアウト率が高いからといって勝ちやすいわけではない?
オンラインカジノはこのようにペイアウト率が非常に高いギャンブルです。
そういったこともあり、勝ちやすいギャンブルであると考えられがちです。
ところが、ペイアウト率はあくまでも全体のペイアウト率であり、個人のペイアウト率ではないということを知っておかなければなりません。
個人がプレイをした場合のペイアウト率ですが、片方で勝っていたとしても、もう片方の方は、勝つことが出来ず、30%のペイアウト率という事もあります。
それでも総合的にペイアウト率が96%になっていれば、オンラインカジノ側にイカサマはないわけです。
ペイアウト率が高いギャンブルでも、勝つ人もいれば負ける人も居るということを頭に入れておく必要があります。
ペイアウト率は100%を超えることはない
オンラインカジノのペイアウト率は残念ながら100%を超えることはありません。
オンラインカジノは慈善事業でも何でも無く、あくまでもギャンブルの一つです。
従って、最終的には胴元側が儲かることになっています。
必ず稼げるという風に妄信をしすぎることは避けておきましょう。
気軽に楽しめるからこその社会的な課題
オンラインカジノは、年齢制限はあるものの、登録さえ済ませればすぐにいつでも楽しめるという手軽なギャンブルです。
他のギャンブルと比較しても、オンラインカジノというギャンブルは特殊です。
そういった事情もあり、オンラインカジノはギャンブル依存症に陥ってしまいやすいという特徴があります。
何よりオンラインカジノには『24時間いつでも楽しめる』という特徴があります。
このため、負けを取り戻したいという心理が働き、際限なくお金を使ってしまうということもあります。
また、オンラインカジノは、勝ち負けの差が非常に激しく波の荒いギャンブルの一つです。
気がつけば借金を重ねてまで、ギャンブルにはまり込んでしまう方も少なくありません。
特に、ギャンブル好きの方や、何かに依存しやすい方は要注意といえます。
オンラインカジノは、ほとんどの場合、チップの購入もクレジットカードからの入金となりますので、目の前の現金がなくなってしまう実感が沸きにくいです。
さらに、クレジットカードなら、後払いなので「なんとかなるだろう」という気持ちになってしまい、借金を繰り返してしまいます。
オンラインカジノの依存症については国内でも問題になっており、日本でもおよそ5%がギャンブル依存症であると考えられています。
専門機関での治療が必要ですが、まずは社会的にこれらの解決を急がなければなりません。
オンラインカジノと各種トラブルの問題
オンラインカジノは1994年に登場した比較的新しいギャンブルということもあり、サポート体制が整っているとは言い難いでしょう。
時には、入出金や登録などを含めてトラブルになってしまうこともありますが、サポートが正常に機能せず、しっかりとした対応をして貰えないこともあります。
サポートに連絡をしても無視をされたり、日本語が通じなかったりといったことも珍しくはありません。
このため、プレイヤー側が優良なオンラインカジノを探さなければ安心して遊ぶことが出来ないという問題があります。
一部のオンラインカジノは、メールアドレスなどの個人情報の流出もありますし、スパム広告や、迷惑メールを無差別に送りつけるようなカジノも存在します。
そういったカジノを選んでしまうと、ブロックしなければならなくなるなど、こちらで設定をする必要があります。
オンラインカジノのサービスレベルは、他の産業と比較しても著しく低く、期待できないという点が課題となっています。
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